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白身はこんもりと盛り上がっているほうが新鮮なの?

卵の鮮度を見る基準の1つとして「白身(卵白)」があります。
卵白は、1) 濃厚卵白 2) 外水溶性卵白 3) 内水溶性卵白の三層から成り立っています。こんもりと盛り上がっているのはこの成分に秘密が...。
1) の濃厚卵白は、卵黄の周りに存在する粘りのある成分。これは新鮮な卵ほどその割合が高く、これこそがこんもりと盛り上がる理由です。
2) 、3) の水溶性卵白は、卵白の周囲にあるさらさらとした成分で、1) の濃厚卵白も時間が経つとこの水溶性卵白へと変化し、水溶性卵白の割合は鮮度が落ちるのと比例して増えていきます。
もう1つ、白身がこんもりと盛り上がる理由に炭酸ガスの影響が。
個体差はありますが、生まれたての卵ほど白身が白濁しています。これは炭酸ガスが含まれているからなんですよ。
この炭酸ガスは、卵の鮮度を守る役割を果たしており、卵の殻の小さな気孔から徐々に抜けて行き、白身は透明に、そしてさらに抜けると水っぽくなっていきます。
以上のことから、卵は白身がこんもりと盛り上がっているほうが新鮮である、と言うことができるでしょう。
ただし! このこんもりとした盛り上がりは、鶏の固体差や季節によって変わります。
そこで、那須ファームでは、卵に賞味期限のほかに、「採卵日」を明記しています。
自信を持って新鮮な卵をお届けしている証です!

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