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鶏の卵はなぜ楕円のカタチをしているの?

「卵」と言われて一般的にイメージするのは、スーパーなどで売られている、鶏やうずらの楕円形の卵かと思います。
他の生き物の卵は円形のものが多いのですが、なぜ鳥類の卵は楕円なのでしょうか。
それは、卵を育てる環境に理由があります。
全ての生き物において共通していることとして、卵や子どもは非常に弱い存在であり、外敵に襲われる危険性が高くなります。そのため、巣などは外敵になるべく襲われないような場所に作ります。鳥類は一部を除いて基本的に飛ぶことが出来るので、木の上や崖などに巣を作ります。しかし、それは外敵に襲われにくい一方で、落下してしまう危険性が生まれます。
そこで、鳥類は一方は鈍角、他方は鋭角というイビツな楕円形の卵を進化の中で生み出しました。このカタチであれば転がりにくく、たとえ転がったとしても、元の場所に戻ってくる軌道を描きますので、巣から落下する危険性が低くなります。
この空を飛ぶ鳥類のDNAを鶏もしっかりと受け継ぎ、楕円の卵を産むのです。

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